教科書なり問題集なりを使って、短めの良質の文章を読む中で、文法事項や単語の意味を確認していくといった学習をするとよいでしょう。そして、特に有名な下りについては、暗唱できるくらい何度も音読をするようにして下さい。こういう方法は、実は戦前の教育ではよく行われていたのですが、戦後「文法、文法……」とやかましく言うようになってから廃れてしまったようです。しかし、何百年もの間の風雪に堪えて生き残った文章には、それだけの内容と格調の高さがあります。こういった名文を音読しているうちに、基本的な単語は知らず知らずのうちに頭にはいるし、古文の「波長」も身についてくるはずです。入試問題の傾向ところで、入試問題を見てみると、(1)文章は短いが、論理的に考えないと解答が出せないものを出題するところ(東大が典型的)(2)文章は長めだが選択式をとっているところ(早稲田大等)(3)文章は短い上、選択式をとっているところというように、いくつかのタイプがありますが、いずれも文法や単語の意味を細切れの知識として持っていても直ちに得点には結び付かないものがほとんどです。そこで、受験を突破するには、文法・単語といった基礎学習を踏まえた上で、ある程度の長さの文章を解読する訓練をする必要があります。