過去の学者の伝記などを読んでもわかる通り、幼少期の素朴な感動や疑問が、後々の偉大な業績の出発点になっているという場合も多いのです。小学校低学年の生徒にとっては、生活そのものが理科の学習であるといってもよいでしょう。もちろん教科書などを使った学習が必要ないというわけではありません。多くの生徒は、見聞きしたことに感動はしますが、それだけで終わってしまうという場合がほとんどだからです。教科書などを使って、それら見聞きしたことをもう一度確認して、知識を確かなものにし、整理しなければなりません。また、そういった習慣をつけることによって、少しずつ理論的な考え方にも慣らしていかなければならないからです。もっとも実際には、教科書によってある程度の知識を得てから、観察を始めるという場合がほとんどのようです。