私は社員によく、「難しいものをシンプルにしていくことが仕事だ」と語っています。もっとも、いざやろうとすると、これがなかなか難しいようです。たとえば、本屋で書物をパラパラとめくっても、やさしい本にはなかなか巡り合いません。簡単な事柄でも、カタカナや難しい用語を使って、わかりにくく書いてあります。「これでは、さぞ売れないだろう」と思ってしまいますが、自動車学校の仕事も同じです。インストラクターの教習風景を見ていると、シンプルにはほど遠いケースが少なくありません。総じて教科書というのは難しく書いてあるものですが、それをそのまま話そうとするのです。これではゲストはまず理解できません。難しく書いてあることを、かみくだいて説明する。それがインストラクターの仕事なのです。インストラクターに若い人を多く採用しているのも、そのためです。私がいくらわかりやすく説明しようとしても、私の言葉は若いゲストには伝わり難いでしょう。若い人同士なら、もっとわかりやすく伝えることができるはずだからです。そう思って、若いインストラクターに任せているのですから、それがお役所のような言葉で説明したのでは意味がありません。
自動車教習所(東京エリア)
http://www.koyama.co.jp/