肥満予防とウェイト・ロスのポイント

2011-03-23

「人間だけが火を使うことを覚えて煮たり焼いたりするようになったのだが、それによって大きな恩恵が与えられたことも確かだからね。穀類や豆類は動物に食べられるとその種が全滅してしまいかねないので、動物に食べられても消化されないように消化酵素が働かないようにする阻害物質をふくんでいる。食べられても消化せずにそのまま糞で出てくるから、逆に遠くまで運ばれて、そこで芽を出すことができるようにしているわけだ。ところが、人間は加熱すると阻害物質がこわれることを知り、穀類や豆を主食にすることができた。それで農耕がひろがり、食糧を貯えることもできるようになった。それで文化が生み出されていったのだから加熱の意味は非常に大きいよね。しかし、生のまま食べられるものは生で食べる工夫をしてきた。それもまた非常に重要なことだったんだね。毎日の食事を考えてみると感覚的にもなんとなくわかるはずだよ」「大根おろしとか。確かにわかるような気がするな。きゅうりもみ、大根酢、かぶ酢、とろろ、刺身……」「日本の伝統的な家庭食で、大きなウェイトを占めていたのは漬けものだね。昔は各家庭で漬けていたけれども、これはかなりの量を食べていた。ぬか漬けも塩漬けも理想的な乳酸発酵をしていたから塩が抜けてうま味が出ていた。そうでないと塩辛くて、たくさんは食べられないからね。それで食事に占める生の比率はかなり高かったのだが、そのことの重要性がいまようやくわかってきたところなんだ。肥満予防とウェイト・ロスのポイントなので、もっと詳しく生の問題を考えてみよう」

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