入試問題の傾向と対策について研究されている先生方が、直近何年かの出題傾向を分析したうえで、知恵をしぼって、入試対策になりうる問題を世に出しているわけです。だからよい問題が多いし、しかも各章単位ではなく、総合的に出題される入試問題の具体的な形に慣れるからです。「傾向と対策シリーズ」の例題は、百パーセント完璧に解けるまで繰り返し勉強しました。苦手な数学でしたからやはり本番では満点はとれませんでしたが、七割以上はできたという感触はありました。でも、自己採点で七十点だと、実際にはせいぜい五十点くらいしかとれていないでしょう。だからこそ、入試科目が九科目もあった東大がいちばん安全だったのです。一科目くらい苦手なものがあっても、他の科目で十分穴埋めできるのです。私大は三科目ないしは二科目による入試です。一つ失敗したら取り返しがつきません。